♪ もういくつ寝るとお正月…

さすがに気が早いですが、気づけば11月も中盤。

ビッグデータ活用からTwitterのIPOまで、IT業界では今年も様々なニュースが飛び込んで来ました。

「今年の冬はゆっくりハワイで…」

なんて既に優雅なバケーションを想像している皆様も多いことでしょうが、まだまだ休暇モードには時期尚早。

日々発展を続けるIT業界にキャッチアップし続けるためにも、本日は「2014年を前に知っておきたい7つのITトレンド」をご紹介致します!

1. スマートテレビ

プラズマ、液晶、4kと、画質面では世界を引っ張ってきた日本。

しかし、今テレビ業界の関心は画質ではなく機能へとシフトしており、その最先端をいくのがスマートテレビです。

スマートテレビとは、通常のテレビとウェブの機能をを融合し、

  • ・オンデマンド番組の視聴
  • ・ネット限定番組のテレビ配信
  • ・コメント・情報交換の活発化

などをテレビ1台で可能にするモノ。

既得権益が根強い日本ではまだまだ発達していませんが、欧米ではネットフリックスや日本でもお馴染みHuluなどを中心に続々と開発と導入が進んでいます。

その中でも特に大きな注目を集めるのがApple社のiTV(仮)。

先日のキーノートでも発表が見送られ、来年こそはと待ち焦がれているギークも多いのではないでしょうか?

2. スマートウォッチ

スマートフォンやタブレット機器などはここ数年で著しく成長を遂げ、市場や新製品の発表も落ち着きを見せてきた印象です。

そんな中今注目を集めるのが「ウェアラブル端末」。

「身につけて持ち運びが可能」な端末の総称で、SamsungやGoogleなど、国際的なITの企業はこぞってウェアラブル端末の開発を進めています。

samsungwatch

こちらの写真はサムスンが先日発表したスマートウォッチ。

まだまだ「単なる話題作り」のイメージを打ち破れないのが現状ですが、

  • ・ポケットやカバンから取り出す必要がない
  • ・一日のスケジュールに規則性を発見し、能動的にサービスを起動
  • ・心拍数を感知することで様々な応用が可能

などなど、可能性は計り知れません。

3. ヘッドマウントディスプレイ(HMD)

これだけ聞くとあまりイメージが湧かないかもしれませんが、実はこれ、Googleグラスなどのメガネ型ウェアラブル端末の事。

Google Glass_Cala

今年の2月にGoogleがディベロッパー向けのグラスを発表したのを皮切りに、HMD機器本体はもちろん、HMD機器専用のアプリの開発も続々と進んでいます。

Googleは2014年にGoogle Glass専門のアプリストアをローンチするとも予測されており、スマートウォッチに並ぶ最先端ガジェットとしてITニュースを席巻すること間違いないでしょう!

4. タッチID

iPhone5sより搭載された新機能タッチID。

タッチ1つでロックを解除する簡易性は(まだまだ不具合も多いようですが)、パーソナル機器の新しいセキュリティ機能として注目を浴びました。

しかし、タッチIDの真髄は単なるロック解除機能に留まりません。

特に期待されているのが簡単かつ安全な決済機能への活用。

将来的に

  • ・専用アプリをダウンロード
  • ・カード及び指紋情報を登録
  • ・実店舗で買い物
  • ・レジでホームボタンを押しながらカードリーダーに携帯をかざすだけ

なんてことが可能になれば、今までよりずっと安心してモバイル決済が可能になりますね!

5. 家庭用ゲーム機+ソーシャル

ここ数年は特にスマホやタブレットで遊ぶゲーム機が強く、すっかり息を潜めていた家庭用ゲーム機。

もちろんGunghoやコロプラなどのソーシャルゲーム勢は2014年も着実な成長が予測されますが、ソニーやMicrosoftなど家庭用ゲーム機の重鎮も黙ってはいません。

発売を間近に控えるPlaystation 4はコントローラーに「シェアボタン」を追加し、ワンタッチでオンライン体験の共有を可能にするなど、2014年は家庭用ゲーム機のソーシャル化が顕著に進むと予測されます。

shareps4

また、音楽・映画・テレビなどの他のエンタメ系メディアとのシームレスな連携も期待されており、スマホやタブレットでは味わえないリッチなメディア体験がゲーマー以外のセグメントも魅了することでしょう!

6. バーチャルアシスタントと自然言語検索

「使ったのは購入直後だけ」

なんて方も多いiPhoneのSiriですが、実はアップデートの度にしっかりと進化を遂げています。

Googleも自社のGoogle Nowの開発に注力しており、2014年にこうしたバーチャルアシスタントアプリが話題性以上の注目を浴びることでしょう。

具体的には、

  • ・利用者のリクエストなしに必要なアプリやサービスを起動
  • ・自然言語検索(≒話し言葉による検索)の正確性とシェアの向上

が予測され、特に後者は自然言語検索に対する正確性を高めた新検索エンジンGoogle ハミングバードの導入からも明らかです。

これに際してSEO対策にも大きな変化が出ることは間違いないと思われ、マーケティング担当の皆様にとっては新たなハードルとして立ちはだかるかもしれませんね。

まとめ

  • ・2014年もIT業界は急速な進化を遂げていくでしょう。
  • ・2014年はスマートテレビやバーチャルアシスタントなど、「世紀の大発明」よりも既存テクノロジーの発展や効果的な応用が注目を集めることでしょう。