LinkedIn(リンクトイン)がワークスキルに関する興味深い調査結果を発表しました。

約2億6千万人のユーザーを抱えるリンクトインでは、日々求職者が自身のスキルをアップしたり、リクルーターがワークスキルを基に求職者の検索を行なっています。

このほどリンクトインはこれらのユーザーアクティビティから2013年に最も世界で求められているワークスキル・経験トップ25を突きとめ、今世界ではどんな人材が重宝されているのかを明らかにしたのです。

就活を控える大学生も、今後更なるキャリア成長を図る社会人の方も必見の内容です!

今世界で最も求められているスキル 25選

早速ランキングを見てみましょう!(IT関連スキル・経験は太字で記しています。)

第25位  貯蔵システム・管理

第24位 戦略立案

第23位 情報セキュリティ

第22位 ソフトウェア開発マネージメント

第21位 パブリック・リレーションズ

第20位 ソフトウェア品質管理

第19位 Java開発

第18位 ミドルウェア/統合ソフト

第17位 C/C++

第16位 CG/アニメーション

第15位 データベース管理

第14位 アルゴリズムデザイン

第13位 ウェブプログラミング

第12位 データウェアハウス管理

第11位 ビジネスインテリジェンス(BI)

第10位 小売決済システム

第9位 事業開発/取引関係管理

第8位 人事採用

第7位 ウェブマーケティング

第6位 UIデザイン

第5位 統計・データマイニング

第4位 Perl/Python/Ruby

第3位 クラウドコンピューティング

第2位 モバイル開発

第1位 ソーシャルメディアマーケティング

ご覧の通り、トップ25の内なんと21のスキル・経験がIT分野に当てはまることが分かります。

ソフトウェア開発やデータベース管理などのハードスキルが大半を占める中、ウェブマーケティング(第7位)とソーシャルメディアマーケティング(第1位)も上位にランクインしており、ノンプログラマーでも活躍できる場所は多く存在することも見て取れますね。

求められているスキルから見たグロースハッカーの需要

ランクインしたIT関連スキル・経験を大きく分類すると、

  • ・データ解析系
  • ・開発系
  • ・マーケティング系

の3つに分類することが出来ます。

ハイピッチの試行錯誤を実行し、サービスの成長を促すグロースハックは、3つの内どれを失っても成立しません。

今世界で求められているスキルトップ25に(プログラミング・ノンプログラミングスキルにかかわらず)これだけIT関連のスキル・経験がランクインしている理由の1つとして、グロースハックがスタートアップを中心に世界中の企業で求められている背景が存在すると言って過言ではないでしょう。

プログラミングを知らなくても活躍できる場所が多く存在するとはいえど、ノンプログラマーの皆様も現状に甘んじていてはいけません。

多くの企業がグロースチームを結成して成長促進を図っている一方で、企業側からすれば少数精鋭で成長を促すに越したことはなく、「単なるマーケティング担当」と差別化を図るためにも最低限のプログラミング能力は今後欠かせなくなると断言して良いでしょう。

まとめ

  • ・リンクトインの発表によると、今世界で最も求められているスキルの大半はIT関連のスキル・経験であることが分かります。
  • ・ノンプログラマーでもウェブを駆使してマーケティング担当として活躍できる隙は多く存在するようです。
  • ・一方で、IT関連の基礎スキルが普遍化する昨今、他者と差別化を図るためにも最低限のプログラミング能力は今後欠かせなくなりそうです。