オンライン決済サービスPayPal(ペイパル)が、UIに大きなアップデートを施すことを公表しました。

ペイパルといえば、米系大手オンラインショピング/オークションサイトeBay(イーベイ)とタッグを組んで早々とグロースハックに成功したIT企業。現在では1億1千万のペイパルアカウントが保有され、オンライン決済サービスとして圧倒的な地位を誇っています。

そんなペイパルがこのほどUIに大きなアップデートを施し、その効率性の高さから更なるグロースハックが期待されています

無駄を徹底的に省いたイン・コンテクストUI

実際にどんなUIアップデートが施されたのか、見ていきましょう。

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上記の2つの画像は、このほどペイパルが公開した新UIのイメージ画像です。

従来のUIだと、決済を行う際には買い物中の通販サイトからペイパルに一度別ウィンドウでアクセスしなければならず、ユーザーが決済を目前に離脱してしまう危険性をはらんでいました。

しかし、今回のアップデートを機に「イン・コンテクストUI(ログイン画面や決済情報がポップアップで表示されるUI)」が導入されたことによって、ユーザーは買い物中の通販サイトに滞在したまま決済を完了することが可能になったのです。

ペイパルは今回のアップデートにより大幅なコンバージョンレートの改善を期待しており、その暁にはより多くのオンラインストアがペイパルを導入することが予想されます。

また、今回のアップデートではPC、スマホ、タブレット全てにイン・コンテクストが採用されており、ユーザーがデバイスを切り替えても同様のショッピング経験を楽しめることで、更なるUXの向上につながることも間違いないでしょう。

サマリー

  • ・ペイパルがUIに大きなアップデートを加え、更なるグロースハックが期待されています。
  • ・ログイン画面や決済情報がポップアップで表示される「イン・コンテクストUI」の導入により、コンバージョンレートの改善が期待されています。
  • ・実際にコンバージョンレートが向上すれば、今後より多くのオンラインストアにペイパルが使われること間違いないでしょう。