若年ユーザーを狙うなら絶対無視できないシリコンバレーの最新トレンド

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今、アメリカでは10代のフェイスブック離れが深刻化しています。

背景には、「デジタル上で足跡を残したくない」というティーン世代特有のプライバシーに関するこだわりが存在するようで、近頃はそんなニーズに対応したソーシャルメディアやインスタントメッセンジャーアプリが多数登場しています。

本日は、シリコンバレーの最新トレンドをお届け致すべく、そんなティーンに大人気の「プライバシーが気にならないアプリ」を4つまとめてご紹介致します。

Whisper

アメリカでは、25歳以下の若者を中心に、匿名ソーシャルメディアが人気を博しています。

フェイスブックの人気によってネットで実名を明かすことに抵抗は少なくなってきましたが、知り合いとつながっているが故に打ち明けられない悩みや秘密を名前を伏せて公開できることが匿名ソーシャルメディアの魅力。これまで実名制の提唱者だったザッカーバーグも、近い将来匿名制アプリを立ち上げたいと既に公言しています。

そしてこのWhisper(ウィスパー)は、恐らく今最も人気であるだろう、毎月35億PVを稼ぐ匿名ソーシャルメディア

私も既に1週間ほど利用していますが、英語が理解できる人にとっては新鮮な体験が出来るのではないでしょうか。

whisper

早速ウィスパーの使い方を見て行きましょう。

  • 1.フェイスブックやツイッターでは打ち明けられない悩みや秘密、下ネタなどなどを記入

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  • 2.テキスト内容を基にウィスパーが自動的に画像を検索し、テキストと画像のコラージュを作成

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  • 3.自動検索で出た動画が気に入らなかった場合、自身で画像の検索やテキスト位置の調整などを行える

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  • 4.匿名のまま投稿(ユーザーは予めランダムなユーザーネームを付与される)
  • 5.いいねと同じ役割を果たす「Heart」や、コラージュ画像に対してコラージュ画像で返信できる「Reply」機能を通じて他のユーザーと交流
  • 6.ダイレクトメッセージで、匿名のままプライベートな会話を楽しむことも

「フェイスブックだとこの下ネタはエグすぎるだろうな」とか「そんなことまで告白しちゃう!?」いうネタが転がっていたり、やってみると結構楽しいんですが、若干出会い系化していたり、重い投稿があったり、好き嫌いは大きく分かれそうです。

Snapchat

フェイスブックが試みた3,000億円での買収未遂や、セキュリティの手ぬるさで取り沙汰されることの多いSnapchatですが、Snapchatが火を付けた1~10秒の間にメッセージが消えてしまう自己破滅型IMは、デジタル上の足跡を残したくないティーンの間で大変な人気を博しています。

App Storeで常に上位に位置しているだけでなく、ティーン世代に対してのマーケティングツールとしての価値も開花しているSnapchat。各年代の中でも特に流行り廃りの激しいティーン世代なので、流れを掴み続けられるかが今後の鍵になりそうです。

Secret

現存の知人・友人のネットワークの中で匿名のまま投稿できるのがSecretです。

元グーグル社員によって作られたSecretのコンセプトは、「匿名制を通じて部分的に現実から乖離することで、既存のネットワーク内でもっとオープンな関係が築ける」というもの。Whisperと比べるとUIはかなり洗練されており、実験的な感覚で使ってみるのは面白いかもしれません。

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現在はEmailと電話番号の登録のみが採用されていますが、今後ツイッターやフェイスブックログインでもログインが可能になれば、更に面白い展開が期待できます。

Backchat

Facebookでは、発言そのものよりも、誰が発言したかが重要になっているという現状に目をつけた14歳のダニエル君が、既存ソーシャルメディアの慣習を壊すために父親と開発したのが「半」匿名制インスタントメッセンジャーの「Backchat」です。

ユーザーは、ラインやフェイスブックを送る感覚で、自身のネットワーク内の人間にメッセージを送信できますが、Backchatを通じて送られたメッセージは誰から送られてきたのか分かりません。唯一与えられる送信者の情報は、性別、学校、好きな歌手などのヒントで、このヒントがユーザーの好奇心を刺激し、ユーザーのエンゲージメントを高める仕組みになっています。

 最後に

元々西欧に比べると実名制よりも匿名制が受け入れられやすい日本で、上記のようなアプリが今後流行を見せる可能性は十分あり得るでしょう。

匿名制のメディアと言えば、2ちゃんねるを思い浮かべる人が多いですが、Whisperのコラージュ画像やSecretの知っている人同士を匿名で繋ぐ試みなど、匿名制アプリの発展はまだまだ見込めそうです。

 





Author Profile

東雲八雲
 

SFCを2010年卒業。塾長賞受賞。
専門領域は、ビジネスコンサル・デザイン。NTTデータにて金融事業を企画・運営後、ジャーナリスト団体、『ワードストライク』を立ち上げる。ITブログメディア growth hack japanやCurazy(台湾版)編集長を行う。

 

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Author: growthhackjapan

グロースハックジャパン運営アカウントです。国内外問わず、グロースハックに関する最新ニュースや成功事例を紹介します。

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