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「アプリストアランキングでトップ10に」

サービスを展開していれば目先の数字に一喜一憂してしまうことは当然ですが、果たしてその数値はビジネスのグロースを測る上で適切な指標と呼べるでしょうか?

本日は、そんな疑問を解決するためのヒントを、米国の著名起業家Jim Alampi氏によってEntrepreneurに寄稿された記事を翻訳(意訳含む)して、要点をまとめながらご紹介致します。

最速のグロース≠最良のグロース」というメッセージが込められた本記事は、サービスやビジネス最大の目的、すなわち「持続可能な成長」の重要性を再認識するきっかけとなるはずです。

①グロースはどんなときも必要

ビジネスを展開するなら、ゴールや優先順位を設定するのは当然だ。

子供がテレビゲームをプレイする時、一番最初に学ぶことが「立ち止まってる奴が最初に倒される」ということであるように、ビジネスにおいてもじっとしていたり成長しない奴はどんどん競合に追い抜かれていく。

大抵の場合ビジネスは成長しているか縮小している訳で、じっとした状態を保っておくことが適切な長期的戦略だったケースなど存在しないのである。

②グロースの測り方は1つじゃない

とはいえグロースにも種類があり、どんなグロースが存在し、どんなグロースを求めるべきか定義することは重要だ。

たとえば気が狂ったように急激な成長は必要ないかもしれないが、ビジネスとして競争力を保ちたいのであれば、一定の方向に成長し続けることは必須条件である。

収益で成長を測ることも出来れば、利益で成長を測ることも出来るし、イノベーション、技術力、プロダクトなどなど、グロースの指標はごまんと存在する。

③重要なのは利益

私が見る最大の問題は、収益(Revenue)でグロースを測る起業家が多い一方、利益(Profit)を積み重ねられない企業が本当に少ないことである。

私は、会社のサイズが大きくなることをビジネスの主要なゴールとして考えたことがない。

著名なマネジメントアドバイザーであるジム・コリンズが言うように、「大企業が決まって偉大であるわけではないし、偉大な会社がいつも大きいわけでもない」のだ。

そして素晴らしい会社とは得てして「正しいグロース」に焦点を当てている。成長の基準として会社のサイズや収益に固執するのではなくだ。

では、正しいグロースを測るメトリックとは何か。それはもちろん従業員の数、オフィスのスペース、販売量、を含む物質的な成長指標ではない。

重要であり経営者が焦点を当てるべきなのは、利益の成長とキャッシュフローなのである。

④計画に基づいたグロースこそ重要

とはいえ行き過ぎたグロースは時にビジネスに危険をもたらす。ビジネスが成長すれば必要とする人材、技術、オペレーション、スキルも当然変わり、こうした急速な変化に対応出来ないからである。

多くの起業家はこの限界を理解していて、実際に数年間大きな成長を遂げた後、一年ほどの時間を人材やオペレーションが急速な成長に追いつくための「調整時間」を取る。しかし、この調整が厄介なもので、多くの企業が適切な舵取りを出来ずに終わってしまうのだ。

一方で、堅実な計画に基づいたグロースであれば話は違う。

こうしたグロースはビジネスのニーズに併せて人々のスキルを向上させていくし、サービスの成長で新たなポジションが必要になれば従業員には昇進のチャンスというインセンティブを与えることになる。

堅実な計画に基づいたグロースであれば、技術システムだって急激なアップデート無しに常に最適な状態に保っておくことが出来るし、無理なく高ボリュームの取引にも対応出来るのだ。

最後に

スタートアップに身を置くと、良くも悪くも一手一手が会社やプロダクトに与えるインパクトが大きいがために、グロースの本質を見失うことも多い気がします。

そういう意味でも、やや経営論的な記事にはなっていますが、上記の4点はサービスのグロースに取り組む人なら覚えておいて損は無い考え方ではないでしょうか。

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