メールの送信ボタンを押して2秒で後悔した経験はありませんか?
もうそんな心配はありません。Pluto Mailが全て解決してくれます。
Pluto Mailとは
Pluto Mailは、Eメールの送信後、任意のタイミングで消滅する、自己破滅型Eメールサービスです。
Pluto Mailを使えば、自己破滅型インスタントメッセンジャーアプリのSnapchat同様、自動消滅するタイミングを送信者自身で設定し、記録に残ることを防ぐことが可能です。
既存のメールアドレスを利用出来るウェブアプリの為、メールアドレスを再取得する必要もなく、その手軽さも大きな魅力です。
タイミングは、送信後にUnsend(取り消す)ボタンを押すか、「開封未開封にかかわらず、送信後○分(秒、時間、日)後に消滅」、「開封後○秒(分、時間、日)に消滅」などの形式でフレキシブルに調整するか、好みで選ぶことが可能。
他にも、未開封の状態であればメールの内容を送信後に編集することも可能です。
一方で、削除後に本文及び添付ファイルは消滅しますが、送信先のメールクライアントにはタイトルが残ってしまうので注意しましょう。
ウェブアプリではありますが、Snapchat、Secret、Whisperなどなど、プライバシーの懸念やフェイスブック疲れを流れにつけたアプリと同系列にあると言えるでしょう。
勘が良い方ならお気づきのように、名前の由来は、太陽系から突然除名されることとなった冥王星(Pluto)が由来です。
考えられる使い道は様々ですが、セキュリティ対策が主な利用用途になるであろうと創始者のLin氏は語っています。
β版に行列
スナップチャット同様、スクリーンショットで撮影されたら元も子もないPlutoですが、匿名・自己破滅系アプリの流れに乗って大きな注目を集めているようです。
現在Pluto Mailはβ版のみのサービス提供を行っており、実際にサインアップを試みるとその人気からウェイトリストへと誘導されてしまいました。
(最近Wantedlyのリファラルでも話題になった「このURLをシェアすればいち早く体験が可能」施策)
希少性の原理を利用したウェイトリスト、人気を表すカウンターの設置、「待ち時間を減らしたいならSNSでシェア」などの施策を見ると、一発屋としてではなく、グロースをしっかりと考えたサービスであるという印象を受けますが、IMが主流の時代にティーンがお遊びでEメールを利用するとは考えづらいことに加え、メールの自動消滅によってプライバシーを守りたいという需要が大きいかと聞かれれば思わず首をかしげてしまうのも事実。
一発屋で終わる心配ももちろんですが、以前グロースハックジャパンでも「『希少性の原理』を利用したグロースハック成功例・失敗例 8選」の中で紹介した失敗例のように、これらの施策によって批判が出ないかも心配なところです。