最近トップ10系の記事が多いですね。
有用な情報を提供したいという思いはもちろんなんですが、なにせ記事が書きやすいことも事実です…
さあ、そんな内輪話は置いておきまして、今日はMUV(月間ユニークビジター数)トップ10企業のご紹介です。
ウェブサイト毎のMUVではなく、各企業が保有する全てのウェブコンテンツに対するMUVであることに注意して見ていきましょう。
サラッとご紹介致しますと、
- 1.グーグル(12億900万人)
- 2.マイクロソフト(8億7800万人)
- 3.フェイスブック(7億9700万人)
- 4.ヤフー(7億2500万人)
- 5.ウィキメディア・ファウンデーション(4億9200万人)
- 6.アマゾン(4億400万人)
- 7.バイドゥ(3億5800万人)
- 8.テンセント(3億4100万人)
- 9.アリババ(3億1800万人)
- 10.ソウフ(3億1800万人)
このような並びに。
恐らく皆様もご想像なさっていたように、圧倒的なMUVを誇るのは世界一の検索サイトGoogle。
12億900万人と、2位のMicrosoft(Bingを所有)や4位のYahoo!に3~4億人以上の差をつけてのMUV数ナンバーワンです。
日本で利用率はまだまだ低いBingですが、アメリカでは17.9%とGoogleとYahoo!に続く検索シェアを誇っており、MicrosoftのMUV数に貢献したといえるでしょう。
とは言え日本では検索エンジンの2強のYahoo!とグーグルが現在も圧倒的強さを誇っているので、ウェブ担当者の皆様が焦る必要はなさそうです。
検索エンジンの強さは明らかですが、Facebook (SNS), Wikimedia(百科事典), そしてAmazon (小売り)と、各セクターのリーディング企業が奮闘していることも伺えます。
ウィキペディアは特殊なケースですが、FacebookやAmazonはサービスはもちろんディスプレイ広告のアドプラットフォームとしての力も強力。
それぞれのプラットフォームと自社の商品の特性を意識して、効果的にマーケティングを行いたいところです。
中国勢の台頭
一方、7位から10位を占めるのは…?
ご存じないとしても当然です。
- バイドゥ(検索エンジン)
- テンセント(SNS、IMなど)
- アリババ(企業間電子商取引)
- ソウフ(ポータルサイト)
実はこれらの4企業、全て中国のインターネット企業なんです。
人口の多い中国ですからこれだけのMUV数を稼いでいてもなんらおかしなことはないのですが、もちろんグロースハッカーならこのチャンスを見逃すわけにはいきません。
反日のイメージが強く中国進出企業の苦戦も頻繁に伝えられますが、日本製品にブランド力があるのは紛れもない事実。
実際にバイドゥは日本企業に対して中国人ユーザー向けのリスティング広告を日本語で奨励しています(URLを参照)
http://www.baidu.jp/info/business/
アパレルや電子機器などの日本ブランドが活きる商品を扱う会社では、特に無視できないアドプラットフォームといえるでしょう。