皆様、上の画像に映るやや小太りなおじさんがどなたかご存知でしょうか?

残念ながらグロースハッカーではございませんが、実はかなりのお偉いさん。

Google本社検索スパム対処担当部署のトップ、マット氏なんです。

この度マットさんが以下の動画内(英語)でメタディスクリプションに関して非常に重要な発言をしました。

是非読者の皆様に共有したいと思います。

http://www.youtube.com/watch?v=W4gr88oHb-k#action=share

グーグルトップが教えるメタタグのすゝめ

動画の中でウェブサイト運営者からの質問にちょっぴりお茶目にに応えるマット氏。

質問の内容は、全てのページに固有のメタディスクリプションを記入したほうが良いの?というもの。

そもそもメタディスクリプションとは、GoogleやYahooなどの検索エンジンがウェブページの内容をより良く理解する(そして上位表示につなげてもらう)ために記入するhtmlタグのことです。

SEOのタグ施策において、タイトル、hタグ、メタキーワードと並んで重要視されるのがメタディスクリプションタグです。

肝心のマット氏の回答になりますが、ウェブ担当者の皆様にとってはちょっぴり意外なものになっています。

以下、重要部分をまとめてみました。

  • ・複数ページに同じメタディスクリプションを載せるなら全てのページに固有のメタディスクリプションを入れた方がいい

こちらは定説通りと言った感じでしょうか。

タイトルやhタグ同様、各ページには固有のメタディスクリプションを設定しましょうということです。

  • ・複数ページに同じメタディスクリプションを載せるなら全てのページにいっそ何も書かない方がいい

こちらはSEOに関して知識の少ない方にとってはほんのちょっと意外な回答かもしれません。

マット氏によれば、全ページ同一のメタディスクリプションは検索結果に悪影響をもたらすとのこと。

一方で、何も書いていなかったとしても特に問題はない。つまり、全て同じにするくらいならいっそ書かない方が上位表示につながりやすいということです。

  • ・全てのページに固有のメタディスクリプションをつけても、労力に見合う結果は出ない。

一生懸命各ページにメタディスクリプションを割り当ててきたウェブ担当者の皆様には若干ショックかもしれません。

マット氏は動画の中ではっきりと「各ページに固有のメタディスクリプションをつけてもその労力が報われることはない」と言い切っています。

「固有のメタディスクリプションをつけても悪影響は与えませんが、目に見えるいい影響も出ないので、時間節約のためにも記入しないでいいですよ」と言ってしまったわけなんです。

更にマット氏は、私も実は自分のサイトのウェブページにメタディスクリプションをつけていないんですと思わぬ暴露。

以前からメタディスクリプションの重要性に関しては議論が為されてきましたが、どうやら本当にその重要性は薄れているようです。

こうなると、Googleにスニペット(メタディスクリプション内に存在し、検索結果のタイトル以下に表示される説明文)を自動的に作成してもらうのがベストなのかもしれませんね。

まとめ

  • ・全てのウェブページに同一のメタディスクリプションをつけるなら、何も書かないほうがいい
  • ・各ウェブページに固有のメタディスクリプションをつけても、目に見える効果は出ない
  • ・グーグルにスニペットを自動生成してもらうのがベスト