IPOに伴ってユーザーや収益に関する多くの情報を公開するに至ったTwitter。
広告メディアとしての価値に期待が集まる一方で、登録ユーザー数に比べてアクティブユーザーの数が極端に少ないことなどが明らかにされました。
現在Twitterの月間アクティブユーザー(MAU)はおおよそ1億5千万人と推測されており、Facebookの12億人とも言われるMAUに比べるとまだまだその差は大きいことが伺えます。
IPO以降ますますFacebook化が進むツイッターが今後どこまでユーザー数を増やすのか(もしくは減らすのか)を推測するのは時期尚早ですが、もし増えていくのであればツイッターのMAUの国別内訳を把握しておいて悪いことはないでしょう。
本日は米系統計メディアStatistaからTwitterのMAUに関するおもしろいデータが入ったので、ドドンとご紹介致します!
Twitterマンスリーユーザーの半分はたった5カ国に存在
上記がStatistaが提供するTwitterのMAUに関するデータになります。
国名とはいえ英語なので一応簡単に説明致しますと、トップ5は以下のような結果に。
- 1.アメリカ(24.9%)
- 2.日本(9.3%)
- 3.インドネシア(6.5%)
- 4.イギリス(5.6%)
- 5.ブラジル(4.3)
各国の技術先進度と総人口におおよそ比例した順当な結果という印象でしょうか。
上記のシェアを足してみると、トップ5だけで全体MAUの50%以上を占めていることが分かります。
個別で見るとツイッター発祥の地アメリカが不動のトップに君臨しているのは予想通りですが、日本も10%に迫る勢い。
全体のMAUが1億5千万人とすると、日本にはおおよそ1,500万人の月間アクティブユーザーが存在していることになります。
TwitterがFacebookに並んでSNSマーケティングプラットフォームとしての価値を見出されている理由の1つと言ってよいでしょう。
発展途上国の台頭
もう一点注目したいのは、発展途上国の台頭です。
上記の図には
- ・インドネシア
- ・サウジアラビア
- ・コロンビア
が含まれており、「つぶやき」という文化は先進国の輪を越えて広がっていることが見て取れます。
特にサウジアラビアに関しては、アラブの春でTwitterが草の根運動の立役者として注目を浴びたこともMAUで大きなシェアを獲得する大きな理由といえるでしょう。
今後サウジアラビアを始めとする国々で、ツイッターが政治活動の術としてではなく大衆文化の一角として浸透していくのかは非常に楽しみなところです。
Twitterという経路を辿って日本製品が意外な国でバカ売れなんて現象も拝めるかもしれませんね。
まとめ
- ・Twitterの月間アクティブユーザーの半分以上はたった5カ国に存在しています。
- ・日本はアメリカについで2位の9.6%のシェアを占めています(おおよそ1,500万人)
- ・発展途上国のシェアが予想以上に大きいという結果も見て取れます。