6月12日更新「グロースハックとは何か?(グロースハックに関する最も確実な手引書①)

まずはこちらのGIF画像をご覧下さい。


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鋭い読者の皆様ならお気づきかもしれません。

一見するとオンラインショッピングの様子をGIF化したなんてことない画像ですが、実はこのプロセス、全てGmailの本文中で行われているのです。

RebelMailとは

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RebelMailは、一昨日シードラウンドで2億円の調達を発表した今期待のサービス。

元々EngageInboxという名前でBeta版後悔されていたRebelMailは、メルマガにインタラクティブ要素を加え、費用対効果を高める効果がeコマース関係者を中心に期待されています。

当初は2~3,000万円のシード投資を目論んでいたと語る2人の創業者ですが、RebelMailのテストを通じて多くのeコマースサイトのエンゲージメント及びコンバージョン率に大幅な改善が見受けられたことから採用プランなどを急遽変更し、大型資金調達に踏み切ったとBusiness Insiderに語っています。

残念ながらRebelMailはまだローンチに至っておらず、APIも公開されていません。

様々なソースを辿ってみましたが、ウェブサイトに加えて2記事ほどしか有用な情報ソースが見つからなかったため、本記事では今分かる情報基にその魅力を紹介したいと思います。

ユーザーを逃がさない

RebelMail最大の魅力は、メール本文内でショッピングプロセスが全て完了するということ。

先ほどご覧頂いたGIF画像でも分かる通り、RebelMailを使うことで色やサイズの選択もメール本文中で可能になり、ブラウザを開いたり、ウェブサイト内でページを移動したりする際に出来るユーザーの抜け道が減少します。

どれほどコンバージョン率が向上したのか定かではありませんが、調達額を見ても、大幅な改善が見受けられたと想像出来ます。

エンゲージメントを高める

GIF画像を見る限り、かなり直感的なUIである様子が伺えます。

APIを公開していない手前、どの程度のカスタマイズが可能になるかは想像の域を脱しませんが、共同創業者のTeplow氏は「(RebelMailを使ったことに夜)エンゲージメントの向上にぶったまげた」と語っており、メール本文内でショッピングを楽しめる斬新な体験はユーザーの好奇心をそそり、結果的にエンゲージメントの改善に寄与している様子です。

多種多様なフォームフィールドのカスタマイズが可能になれば、アパレルの他にも家具のカスタマイズ等、様々な応用が期待出来そうです。

クイック決済

元々共同創業者のFaden氏は、クイック決済の仕組みを利用したチャリティーサービスを提供していました。

この経験はRebelMailにも活かされており、2回目以降の利用は郵便番号を入力するだけでOKという仕組みを取っているようです。

決済が完了するとブラウザに画面が移行し、完了を伝えるメッセージが消えるとウェブサイトのトップページに移行する様子がGIF画像から伺えます。

トップページに移行した際にキラーコンテンツを表示させれば、更なる購入に繋がる効果も期待出来るかもしれません。

アプリいらず

この数年でスマホ化が急速に進んだ結果、一般的なユーザーの多くはメールチェックを含むオンライン行動の大半をアプリ上で過ごす傾向が顕著になっています。

一方で、商品選びから決済までを一括で行うアプリを制作するには工数がかかり、中小のeコマースサイトには敷居が高いことも現実。

その点RebelMailを使えばブラウザに飛ぶこと無くメールアプリ内でそのままショッピングを楽しめるため、迅速なモバイル対応が可能になります。

今後RebelMailがどのような形でマネタイズしていくかは不明ですが、たとえコミッション制だとしても、ショッピングモールアプリに登録するよりも高いコンバージョン及びエンゲージメントが期待出来るのであれば妥当な選択肢のひとつになりうるでしょう。

最後に

ローンチもしていないサービスを先走って紹介しちゃったわけですが、RebelMailはメールと言う既存のチャネルにイノベーションを起こすことでショッピング体験を豊かにするとても楽しみなサービスです。

日本語に対応するのは先かもしれませんが、Eコマースに関わる人ならぜひとも使ってみたいのでは?

既に事前サインアップを行っているようなので、興味がある方はウェブサイトまで!