グロースハックを実践するにせよ、サービス改善をするにせよ、デザイナーの存在はとても重要です。
しかし、デザイナーは忙しい忙しいと常々言っているにもかかかわらず
・実際あんまり手を動かしていない
・出てくる物は遅い
・何やっているのかわからない
なんて事ありませんか?
しかも、やっと出てきたと思ったら
・全然イメージと違うものが出来上がってくる
なんて事もあるのではないでしょうか?
デザイナーとつきあうのは、ちょっとしたコツがあるのです。
今回は、そのHOW TO 初級編となります。
※デザイナーの側から見るとちょっとムッとしちゃう表現があるかもしれません。
また、そんな事も知らなかったのかとあきれるかもしれません。
今後の職場改善の一環として一つご容赦くださいね。
1:まず前提として・・・
さて、プログラマーからみるとデザイナーから見ると、
成果物に時間がかかり過ぎだと感じるのではないでしょうか?
自分でツールの使い方を覚えれば、同じ物を作る事ができそうなどと思っていませんか?
しかし、デザインはコーディングよりも、段階を踏んで行える作業ではありません。
ゼロから作り出す作業に近い物であります。
さながらデザイナーは要件定義のない中で孤独に解を求める探求者です。
そうした状況からムラのある乱数でありながら、誰も同一の作業ができない、レガシーハードウェアの設計者の如く触れられない存在となってしまいます。
2:お互いの好きな物、良いもに関してコミュニケーションを取ろう
さて、そうしたデザイナーとのコミュニケーションは、共通言語を探す事から初めて見ましょう。
年代が一緒であれば、似たようなストライクゾーンから探してみましょう。
学生時代ハマった曲・ゲーム・ガジェット・俳優・アイドル 何だって良いです。
年代が違えば相手が今ハマっているものを聞いたり、娘・息子について話をするのも良いでしょう。
とにかくデザイナーとは良く話し、良いものや好きな物を共有し合う事が大切です。
デザイナーは、自分の感性に基づき良いもの・普通なもの・ダメなもの等を常に判断しています。
良いものに対してのイメージや感性が似ていなければお互いギャップが開いたままとなり、デザインを依頼しても空回りを繰り返す事でしょう。
3:アウトプットではなく、インプットを繰り返す
さて、デザイナーからのアウトプットを待つ事は前述した通り、スケジュール通りにイメージされた物が出来上がらない要因となります。
できる限りインプットを意識しましょう。
といっても絵を描いて依頼できないでしょう。
ここで言うインプットは、レビューや肯定的な意見、イメージに近い物に関して資料を提供する。と言った事等です。
インプットの仕方に関しては、上から押し付けるのではなく、やんわりと軌道を直していく様にしていくと良いでしょう。
デザイナーは自分が作った物にこだわりやプライドを感じる事が多いです。
そうした物に対して指摘を受けるのはカチンとくるはずです。
4:ちょいちょいの直しは・・・。
デザインはアウトプットが簡単に変更する事ができ、直しに関しては簡単なイメージがあります。
これは大いなる勘違いです。
例えるならば、細かい機能追加と仕様変更を繰り返し完成しないバージョンアップに付き合っている状態になります。
それを多くのデザイナーは、黙って歯を食いしばって対応してくれます。
しかし、協力を依頼する立場としてはちょっと残念な状態といえるのではないでしょうか?
お互いに立場を理解しあい、協力する方が大切です。
前述した細かい直しにかんしては、全体としてどのぐらいの直しがあるのか?という事を共有した上で作業を依頼すると良いでしょう。
まとめ:
デザイナーは、プログラマーやプロデューサーからいくと少し異質な存在に感じる事もあると思います。
しかし、実際肩書きがデザイナーとなったからと言って異国の人と仕事をする訳ではありません。
上記の4つのポイントは、デザイナーだけに限らずビジネスにおいての基本的なつきあい方の方法でもあります。
初歩的な第一歩になりますが、デザイナーと歩み寄りより良いアウトプットを作成できる様努力しましょう。