有名SNSから学ぶ「二番煎じ」の危険

cagedtwitter

前回の記事に続いてまたTwitterに関連するお話です。

前回は、Twitterの画像プレビュー機能がマーケティング担当の皆様に有利に働くというお話をしました。

この記事は「マーケティングメッセージが実際にTwitterユーザーの目に入る確率が高まる」という視点から書いたものですが、今回はIPOを目前とするTwitterの動向から「二番煎じ」の危険について考えてみたいと思います。

Facebook化するTwitter

Twitterは現在まで、

  • ・プロモツイートの導入
  • ・Vine(動画)
  • ・逆順タイムライン
  • ・画像プレビュー

などなど、マネタイズと新規ユーザー獲得に向けた一手を次々に投じています。

IPOを控えていることもあり当然といえば当然なのですが、やはり気になるのは既存ユーザーの反応です。

ネット上では、

「Twitterは存在しない問題を解決してしまった」

「TwitterがどんどんFacebook化してる」

「タイムラインに表示される広告量とタイムラインを見る回数は反比例している」

などなど、既存のツイッターユーザーの中にはネガティブな意見が存在することは事実です。

事実としてFacebookはIPO後も着実に成長を続けているわけで、もちろん成功者の真似をすることが悪いという訳ではございません。

しかし、フェイスブックとツイッターとでは

  • ・ユーザー数
  • ・ユーザー数の成長速度
  • ・ユーザーの趣向
  • ・経営状況

などなど大きな違いがあるのも事実。

特にIPOを目前にして(そして世間の予想に反して控えめだったツイッターの企業価値が公開された後)の大胆な動きは、ユーザーから「焦り」や「二番煎じ」と捉えられても決しておかしくはありません。

ユーザーは得てしてサービスや商品が「自身の(利益)の為に作られている」と感じるときに愛着を感じるもの。

Twitterの変更が果たして既存ユーザーの利益最大化を考慮したものなのか、疑問が残るようではユーザー離れによる「Twitterらしさ」の消失にもつながりかねません。

Diggの失敗に学ぶ

dig

米国系ソーシャルニュースサイトとして人気を集めるDigg。

同じくソーシャルニュースサイトとして名を馳せるRedditとの競争の中で、明らさまにFacebookを意識した大胆なUI変更を行いました。

しかしこれに怒りを表したのはDiggの既存ユーザー。

ネット上で批判を繰り返すことに留まらず、Diggのトップニュースページを競合であるRedditのリンクで溢れ返すという暴動とも取れる行動に出たのです。

このように、ユーザーはサービス提供側の想像以上に愛着を持ち、愛着を感じるポイントも提供側の意図する箇所とは違うというケースは少なくありません。

ウェブサイトの大幅なデザインや機能の変更は、人気サイトの二番煎じに終わること無く、徹底的な調査と分析に基づいた必要があるとTwiiterやDiggの例は教えてくれるのです。

もちろん、フォーク開発という代替案も選択肢に入れておいて悪いことはないですね。





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SFCを2010年卒業。塾長賞受賞。専門領域は、ビジネスコンサル・デザイン。NTTデータにて金融事業を企画・運営後、ジャーナリスト団体、『ワードストライク』を立ち上げる。ITブログメディア growth hack japanのライターや、Curazy(台湾版)の編集長を行う。


8kumo

Author: 8kumo

SFCを2010年卒業。塾長賞受賞。専門領域は、ビジネスコンサル・デザイン。NTTデータにて金融事業を企画・運営後、ジャーナリスト団体、『ワードストライク』を立ち上げる。ITブログメディア growth hack japanのライターや、Curazy(台湾版)の編集長を行う。

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