以前、「Instagramで最もフォローされてる10のブランド」の中でインスタグラムが広告からの収益化に踏み出したニュースをお伝え致しました。

本日はそんなInstagram広告に関する続報です。

脅威の「イイね!」率5%

FacebookやTwitterでは広告の氾濫が批判に晒されている中、Instagramが驚くべき数字を公表しました。

インスタグラムCEOのケヴィン・シストロムの発表によると、広告第一弾として注目を集めたLevisやマイケル・コースの広告のインプレッションに対して、なんと5%が「イイね!」をつけたとのこと。

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こちらがマイケル・コースが投稿した実際の広告。

さすがファッションブランドといったオシャレな画像ですね。

インスタグラムの広告導入はかなり話題になっていたため、もちろんその効果も5%という数字に多かれ少なかれ反映されていることは間違いないでしょう。

しかし、デザイン思考が強くファッションに敏感と言われるインスタグラムユーザーとアパレルの相性の良さに疑いはありません。

広告画像のクオリティやファッション性は、CTRの高さに大きな影響を及ぼすと言えるでしょう。

インスタグラムが抱える課題

脅威のイイね!率だけを見ると万事順調に思えるインスタグラムですが、もちろん課題は残されています。

その最たるものがロケーションサービス。

写真が撮られた場所を特定することでイベントの告知も可能にしたいのがInstagramの本音でしょうが、ユーザーがプライバシーの公開にどんな反応を示すか、まだ見計らっているのが現状です。

検索機能も課題の1つ。

現在はTwitterのようなハッシュタグ検索にのみ対応していますが、今後スケールを図るためには、既存ユーザーの中心である若者以外にもターゲットを広げなければなりません。

今後はFacebookのようなテキストベースの検索機能に移行することも予想されますが、Facebook化の危険もあり、ある程度慎重になるのも当然です。

まとめ

  • ・インスタグラムは対広告「イイね!」率が5%を超えたと発表。広告プラットフォームとしての可能性を感じさせます。
  • ・やはり強いのはアパレルなど、画像広告が活きる業界と言えそうです。
  • ・検索機能やロケーションサービスなど課題も多いInstagram。今後の対応が広告プラットフォームとしての価値を左右しそうです。