「共有経済」
昨日の記事でもお伝えした通り、本来であれば非可分とされた私有財産やサービスをウェブの力を利用して共有し、より効率的な消費を促進する概念です。
更にリサーチを進めてみると、昨日紹介した以外にも複数のサービスが確認出来たので、本日はまだまだ知られていない意外な共有経済型ウェブサービスを6つご紹介致します!
その車使ってないなら… 「Getaround」
「見ず知らずの人とライドシェアはしたくないけど、使ってない車は上手く利用したい。」なんてお考えの方に打ってつけなのが「Getaround(ゲットアラウンド)」。
ゲットアラウンドを使えば、あなたが所有する利用頻度の低い自家用車をレンタカーとして貸し出すことが出来るんです。
ゲットアラウンドを利用するドライバーは、運転履歴のスクリーニングが義務付けられているだけでなく、料金には最大で$1,000,000(約1億円)の保証が受けられる保険代も含まれているため、安心して車を貸し出すことが出来ますね!
この街の観光なら任せて!「Vayable」
食べログを使ってあなたの大好きなレストランにレビューを書くように、あなたの大好きな街を案内して、尚且つ報酬をもらえたとしたらそんな嬉しい事はありませんよね?
そんなアイディアを形にしたのがVayable(ヴァイアブル)。ヴァイアブルは、観光スポットの知識や案内スキルを旅行者に共有することで報酬が支払われる新たな共有経済型ビジネスなんです。
2020年に東京オリンピックを控える日本でもニーズが拡大することは必至であり、共有経済型ビジネスの中でも日本で特に大きなチャンスを持っていると言って過言ではありません!
ドライブに付き物のあの心配を解消!「ParkingPanda」
家族でショッピングモールに来たはいいものの、パーキングエリアが満杯…なんて経験はありませんか?
そんな不便を解消することが期待されるのが駐車場共有サービス「ParkingPanda(パーキングパンダ)」です。
パーキングパンダを使えば、貸し手のユーザーは私有の空き駐車場のスペースと時間(もしくは1日)あたりの利用料金を設定し、あとは近くで駐車場が見つからず困っている借り手ユーザーの連絡を待つだけ!楽しい休日を台無しにしてしまう心配ももうありません!
駐車料金が高い都心や、観光スポット周辺などでは大きな需要が期待できそうですね!
これぞ本物の共有経済!「NeighborGoods(ネイバー・グッズ)」
実際のモノを、ニーズに応じて無償で共有出来るプラットフォームが「NeighborGoods(ネイバー・グッズ)」です。
一方のユーザーが「掃除機使ってないけど、今使いたい人いる?」と投稿すれば、必ずしもそのユーザーが必要としているものを所有していない場合でも、その掃除機を無償で借りることが出来るネイバー・グッズ。信頼に基づいた共有経済の真骨頂を行くサービスであり、顔の知れた隣人や友人との相互利用で利便性と安全性が期待できそうです。
現在はSocius Labsに買収され、今後はマネタイズに向け着実に動き出していくことが予想されます。
自宅のネット回線もシェアの時代!「fon」
「fon(フォン)」は、自宅に専用のルーターを設置し、ネット回線を全世界のfonユーザーのアクセスポイントの1つにすることで、自身も世界中のfonユーザーのアクセスポイントを利用できるようになる、モバイル時代の共有経済型サービスです。
fonユーザーが提供するアクセスポイントは全世界に400万箇所存在する為、海外に行っても安心してネット環境が整いそうです!
もう独りでご飯なんか食べられない!「EatWith」
「みんなで食べる食事は美味しい」という多くの人が抱く気持ちを形にしたのが食事体験を共有できるプラットフォーム「EatWith(イート・ウィズ)」です。
仕組みはというと、ホスト側は美味しい料理と暖かな雰囲気を、ゲストはおもてなしに対してホストが提示する料金を払うというシンプルなシステム。
異文化交流をテーマに掲げており、旅先でアットホームな雰囲気の中食事を楽しみたいユーザーを中心に人気を博しています。
まとめ
2日間にわたってご紹介した12の共有経済型ウェブサービス、いかがでしたか?
まだまだ日本では知られていないサービスばかりでしたが、トレンドの取り入れが早い日本で流行る可能性は大きいと言えるでしょう。
今後もどんな共有経済型サービスが登場するのか、楽しみです!