成功を収めるスタートアップがある一方で、そうでないスタートアップもあるのはなぜなのでしょう?
スタートアップを成功に導く起業家は素晴らしいコンセプト共に、必要に応じてピボットを行えることは確かですが、それ以外にもグロースを遂げる上で実際に試されて上手くいくことが実証されている原則が存在します。
そこで、本記事では驚異的な成長を遂げているスタートアップに共通している4つの項目をご紹介いたします。
本記事はEntrepreneur.comに掲載された記事(原題:4 Things Remarkable Startups Have in Common)を参考に執筆したものとなります。
1. 創業者は自分のアイディアに類まれな情熱を注いでいる
起業は情熱なしでは上手くいきません。
自分のアイディアに没頭し、100%自信を持つことができなければ、おそらく最後までやり抜くことはできないでしょう。
成功しているスタートアップの創業者の多くは、自分自身が最も解決したいと思っていた問題に対するソリューションを探すことによって、サービスやプロダクトの的を絞った経緯があります。
スティーブ・ジョブスはかつて
グロースを成し遂げるためには、自分のアイディアや解決したいと思っている問題にたぎるような情熱を傾けることができなければならない。初めから冷めてしまっていては最後までやり通すことは絶対に無理だ。
と語ってました。
自分のアイディアに情熱を持っている創業者は他の社員にも良い影響を与え、周りの人までも成功に導く傾向があります。
職場環境の専門家であり、ベストセラー本の著者でもあるKelvinとJackie Freiberg夫妻は、創業者の情熱はイノベーションと創造性を呼び込み、社員にも職場に貢献したいという思いを抱かせる効果があると述べています。
2. 一度に沢山のことをやろうとしない
新しいビジネスの成功には焦点を絞っていることが必要不可欠です。
あなたのスタートアップを人々に知らしめているただ一つの特徴はなんでしょうか?
スタートアップは周りから目立つことを可能にするただ一つのサービスやプロダクトに全てを注ぐべきでしょう。
今日知られており、成功しているスタートアップの大半は、自分たちを周囲から際立たせるサービスを一つだけ提供しています。
例えば、Snapchatは一つの写真が何千もの言葉の羅列よりも勝っていることを知っているため、ユーザーに数秒で削除される写真や動画の投稿を可能にしています。
Dropboxはファイルをアップロードし、共有する際、人々が活用するソリューションとしての立ち位置を世界で確立しようとしています。
多くの素晴らしいスタートアップは初めはシンプルなサービスやプロダクトを提供していましたが、会社やプロダクトが成長するにつれ、ユーザーや顧客がより沢山の要求するようになり、その都度、提供するサービスやソリューションの改善を行ってきました。
Y Combinatorの共同創業者であるPaul Grahamは
スタートアップにとって最も重要なことは提供するサービスの核を定めることである。やれることは無数にあるけど、その内で最も優先的にやらなければいかないことが一つはずである。それを見つけたならば、他のタスクではなく、まずそれから行うべきなのだ。
と述べています。
3. 顧客を重んじ、大事にする
「海外の著名グロースハッカーが最重要視する9つのユーザー保持テクニック」でもカスタマーサポートの重要性を述べましたが、皆さんのスタートアップは良いカスタマーサービスの設計、及び提供するための戦略を持っているでしょうか?
成功するスタートアップは常に顧客を満足させる方法を模索しています。
素晴らしいカスタマーサービスを提供することの重要性を社員全員に浸透させ、常にユーザーのことを考えてサービスやプロダクトは設計することが重要なのです。
驚異的な成長を遂げるスタートアップはユーザーの変化するニーズや期待を聞き、それらに応えようとします。
プロダクトが変化していく中で、スタートアップが提供できる最良のサービスはユーザーからのフィードバックやUXを重視することによる顧客との緊密な関係性でしょう。
顧客と共に成長するスタートアップは最終的には勝つのです。
4. アントレプレナーは企業文化の重要性を忘れない
成功するスタートアップは社員のモチベーションを高めてくれる素晴らしい企業文化を醸成させています。
ビジネスのグロースに欠かせないのは、プロダクトやサービスを開発する有能なチームです。
最初に雇用する人材はスタートアップ成功の命運を担っています。採用希望者の能力と共に、企業文化にとけ込めるかどうかも最良の人材を雇用する上では非常に重要な要素でしょう。
適した能力と人間性を兼ね備えた人は、単純に能力のみで採用した人よりもグロースチームにより良い影響を与え、高みに押し上げてくれる可能性が高いのです。
企業文化や哲学は作り上げるのに時間がかかりますが、支柱を見失わない限り、素晴らしい企業を作り上げることができるでしょう。
Googleが一風変わった企業文化を持っていることはよく知られていますが、成功している企業の内いくつかは社内の文化が大きく貢献しているのです。
最後に
もちろん個々のスタートアップはそれぞれ異なる特徴を持っており、独創的であることこそがグロースを可能としてくれるのですが、ここで述べた原則はおそらくどのスタートアップにも適用できることでしょう。
自分のアイディアに情熱を持ちながらも、ユーザーからの声を大切にし、社員が気持ちよく仕事に励むことができる職場の環境造りを心がけましょう。